ここはエロ本の墓場か・・・。
各家庭で不要になったエロ本が、軍の追手を逃れて
我が家に集まるようになった。
簡単に言えば、友人たちが家には置いとけないけど
また見たいエロ本を、ドラクエの預り所よろしく預けていくようになった。
1冊や2冊ならまだしも30冊くらいに膨らんだ時に
さすがに学習机に隠すキャパシティを超えてしまったので
洗面所の鏡の裏のデッドゾーンに隠すことにした。
しかし、そこもキャパシティオーバーし
ある日に崩落。
洗面所からは父の悲鳴が聞こえ、エロ本は御用となった。
でも、まだ集まる・・・。
そこで天井裏に隠すことにした。
悪だくみをしなければ、風車の弥七に見つかることもあるまい。
しかし、ある日・・・ねずみ駆除業者に発見される。
黙っていればいいものを、「この本どうしますか?」と母親に聞いていた。
古代エジプトで栄華を極めた王の墓すら荒らされる時代である。
魂の平穏は何処にあるのだろうか・・・。