旧鳴子町車湯地区調査団グラマーズ ゲチョマイ・ゲッセ

https://www.youtube.com/channel/UCJpInk52bU84vxStEiYmlFw

肌も露わに魔法陣

 

 

中学の時、土曜の深夜はホラー映画を見る事にハマっていた。

 

ある日、「エクソシスト3」を親が借りてきたので、夜中に再生してみた。

初代エクソシストは未だに語り継がれ、テーマ曲もたまに耳にする。

個人的にはオシッコもらしたり、年老いた母を介護していたり、なんか寂しい映画だった。

 

「2」はよく覚えていないが、中東の遺跡で掘り出した悪魔の石像が、ウィザードリィのモンスターに似ていて興奮した。

 

そして「3」

前作までとは打って変わり、悪魔召喚&オッパイみたいな難解な映画だった。

親とは見れないなと思ったものである。

 

その後、ゴールデン洋画劇場か何かで「エクソシスト3」が放送された。

あんなオッパイ映画で大丈夫か?と思っていたら、初代に登場した神父が登場するなど以前見た内容と違うし、画質というか絵面も凝っていた。

いったいあの映像は何だったのか? 深夜に見た思春期の妄想だったのか?

 

インターネット時代に突入した頃、ついにその謎が解けた。自分が深夜に見た「エクソシスト3」はイタリアかどこかで作られた映画を、日本で勝手に「エクソシスト3」のタイトルで発売されたものだった。

 

その後、本家が「3」を制作し、日本には同じタイトルの映画が存在する異常な事態となっていた模様だ。レンタルビデオ屋のバイトで中身を入れ違えてしまった人もいるだろう。

 

おおらかな時代とは言え、ハリウッドは文句言わなかったのだろうか。